なぜヒプノシスマイクは腐女子のハートを鷲掴んでしまうのか?
どうもこんにちは、社員Nです。
今日は私の周りの腐女子にバカ受けのコンテンツ、ヒプノシスマイクについて考察します。私がヒプマイについて語りたいだけという。
個人的に「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」よりこっちの方が好きです。
ヒプノシスマイクとは「男性声優キャラによるラップバトルプロジェクト」と公式が謳う通り、男性声優が声を当てたキャラクターがラップバトルを繰り広げているコンテンツです。
現在はこのラップ曲+音声ドラマを収録したCDが発売されており、今年の夏にはライブも決定している、とても勢いのあるコンテンツです。
しかし、そもそも男性声優がCD独自のオリジナルキャラクターに声を当て、曲やドラマを収録したCDは今までも数多くあるわけです。
なぜヒプマイがここまで腐女子にムーブメントを起こしているのでしょうか。
1・今までにないオラついたコンテンツ
世に男性声優CDは数あれど、「ラップバトル」をテーマにしたものはありませんでした。なぜなら腐女子だけでなくオタクは大体隠キャ。クラスのカースト最上位のパリピの文化であるラップなんて馴染みがない方が大半でしょう。
だからこそ、キャラクター(男性声優)にラップを歌わせるというオラつき加減が新鮮に感じられ、受けたのではないでしょうか。
2・女の影がない世界観
やはり女の影がない方が腐女子的には都合がいいのは確か。
ヒプノシスマイクはその点とても安心して推せるコンテンツです。
普通に作中に女性が出てくることは出てくるのですが、あくまでモブです。
またこの作品は、「女が支配し、武力は封じられ精神干渉することができるヒプノシスマイクでのラップバトルでのみ争いが認められている」という世界設定で、女>男という支配構造に抗うためにマイクを手に取った、というお話なので、キャラクターたちの敵は最終的には「女(たちが支配する社会)」なんですね。
作中で「くそアマ」って単語が出てきたりもするし、作品内でキャラクターが女性キャラと恋愛関係になる可能性は低いでしょう。女性恐怖症のキャラとかもいるし。
3・チームに分かれている
はい、腐女子にとってキャラの関係性は命。それがもっとも出しやすいのがチームバトルな訳です。少年漫画でも特にスポーツマンガに腐女子が湧きやすいのはこれが大きく関係しているからだと思います。
チーム分けには関係性を出しやすいほか、キャラクターを覚えやすいという利点もあります。「観月はじめ」と名前だけ言われるより、「聖ルドルフの観月はじめ」と言った方が思い出しやすいでしょ?それと同じですね。
また、スポーツ漫画でもあえてキャラクターの個性を偏らせて学校ごとの特色を出したりしますね。ヒプマイのチーム分けも大体そんな感じです。
イケブクロ=兄弟萌え
ヨコハマ=悪(アウトロー)萌え
シブヤ=カワイイ担当
シンジュク=病み担当
偏見も多分に含まれてますが大体こんなチームに分かれてます。
4チーム×3人というチーム構成もいいですね。
1チームが多すぎると覚えにくいので最小人数であろう3名で、かつイケブクロVSヨコハマ、シブヤVSシンジュクという対立構造もあるためライバル萌えの腐女子のハートもがっちりです。
4・本編が無料視聴できすぎる
どんなコンテンツでも、ハマるためにはまずそれを見たり聞いたり試してみないといけません。
CDという形態で基本無料のソシャゲ全盛期に立ち向かうためなのか、ヒプマイはやたら無料視聴できる範囲が広いのです。
この動画、シンジュクCDのドラマトラックの抜き出しなのですが、なんと23分もあります。ちなみにCDでのドラマトラックは2本あり、合わせて30分なのでほぼ無料でYoutubeで聞けちゃうという訳ですね。
…CD買うある意味あるのかって?
神宮寺寂雷先生の美声と伊奘冉一二三くんのテンアゲコールと観音坂独歩さんの死に焦がれる歌声をフルで聞きたくならないわけがないだろ!
完全に新規向けの記事ではないですが、もし気になった方がいたら下の公式ページで視聴してみてください。
私の推しはシンジュクです。病める社会人患者とアラフォー医師最高だぜ!